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官民連携講座レポート「地方創生カレッジ in 南砺・福岡・会津・岡山 -構想実践オンライン-」
「地方創生カレッジ in 南砺・福岡・会津・岡山-構想実践オンライン-」計4コース、各4回シリーズが、2020年12月から2021年2月にかけて開催されました。
開催概要
主 催 | 公益財団法人 日本生産性本部 |
後 援 | 一般社団法人ジソウラボ、株式会社Tryfe、會津価値創造フォーラム、カタマラン株式会社、株式会社ファイアープレイス |
事務局 | 株式会社さとゆめ |
【テーマ】
4つの地域における事業実践者の活動を通じて、「人起点の地域事業のつくり方」を実事例から学びました。図解できる事業モデルを学ぶだけでなく、地域事業づくりにおける最重要課題とも言える「仲間づくり」における人の巻き込み方・巻き込まれ方、組織や会議体のあり方、意思決定の方法など、「ヒト」や「心の動き」、「共感接点」に焦点を当て、持続する事業における「人軸からの因数分解」に挑み、受講者の地域事業実践を後押ししました。
下の画像をクリックすると、本セミナーのチラシ(pdfファイル)をダウンロードいただけます。
参加者
[南砺:27名]
自治体職員(石川県庁、熊本、沖縄等の市町村)、一般社団法人職員、元大学教員、シンクタンク職員、旅行会社経営者、人材会社職員、不動産会社職員、メーカー社員、通信会社職員、地方銀行職員(香川)、児童施設職員、広告代理店職員、NPO法人経営者、ゲストハウス経営者、公認会計士、IT企業経営者、フリーランス、個人事業主、大学生(講師等含む)
[福岡:80名]
公益財団法人職員、一般社団法人職員、大学教員、IT企業職員、シンクタンク職員、旅行会社職員、航空会社職員、人材会社職員、専門商社職員、食品会社経営者、不動産会社職員、住宅会社職員、生命保険会社職員、教育機関職員、メーカー社員、通信会社職員、メガバンク職員、地方銀行職員(香川)、児童施設職員、広告代理店職員、エネルギー会社職員、メガバンク職員、店舗職員、歯科医院経営者、IT企業経営者、飲食店オーナー、公認会計士、フリーランス、個人事業主、大学生、主婦(講師等含む)
[会津:32名]
自治体職員(新潟、三重、福島等の市町村)、公益財団法人職員、公益社団法人職員、一般社団法人職員、シンクタンク職員、メーカー社員、通信会社職員、地方銀行職員(香川)、地域おこし協力隊(沖縄、福島)、NPO法人職員、一級建築士、公認会計士、フリーランス、個人事業主、大学生(講師等含む)
[岡山:26名]
自治体職員(岡山等の市町村)、公益社団法人職員、元大学教員、シンクタンク職員、旅行会社職員、人材会社職員、不動産会社職員、IT企業職員、音楽業界職員、教育業界職員、交通インフラ企業職員、メーカー社員、地方銀行職員(香川)、児童施設職員、広告代理店職員、まちづくり企業経営者、公認会計士、フリーランス、個人事業主、大学生(講師等含む)
参加にあたっては、「地方創生カレッジ」eラーニング講座において、本事業のテーマに関連した講座の事前学習を行っていただきました。
プログラム
【キックオフ: 南砺・福岡 2コース共通】
日時:2020年12月5日(土)19:30~21:00
目標:本講座の基本概念「認知→理解→共感→共働→共創」の理解
講義:「地域で事業を興す際に大切なスタンス・考え方と、共感・共働・共創メソッド」
講師:渡邉 知 氏(株式会社ファイアープレイス 代表取締役)
【第1回】
◆南砺:2020年12月7日(月)19:30~21:00
目標:事業の成り立ちやその背景、事業概要の理解、立ち上げまでの中心人物の想いへの理解
概要:彫刻の街、南砺市井波(旧井波町)という地域の特色、文化、人、地域特性を理解するパート。全員が井波に関係する起業家である中心メンバーが集まっていく「ジソウラボ」の発足経緯や、想いを学ぶ。
講師:簔口 恵美 (ジソウラボ、ランサーズ株式会社、株式会社ガイアックス)、窪田 直也 (南砺市「baker’s house KUBOTA」新規開業)
◆福岡:2020年12月16日(水)19:30~21:00
目標:事業の成り立ちやその背景、事業概要の理解、立ち上げまでの中心人物の想いへの理解
概要:福マルシェ立ち上げのストーリー理解、人を巻き込む・人を集めるためのメソッド理解。「チームを集める!」 ー福マルシェとは?ー創業者2名の1年間の準備期間における議論と熱量の変遷 ー立ち上げメンバーを口説き、仲間にしていったストーリーを学ぶ。
講師:境 美希(株式会社Tryfe 取締役)、田中 健太郎 (株式会社Tryfe 代表取締役)、矢野 七海(株式会社Trtfe Webディレクター・広報)、桐島 大河(福マルシェ運営、アーティスト担当)
【第2回】
◆南砺:2020年12月14日(月)19:30~21:00
目標:事業運営の当事者の事業に対する共感接点と共感ポイント、受講者からの当事者への共感接点構築
概要:「まちづくりはひとづくりから」のビジョンを共有する仲間を巻き込み、外から「一緒にやりたい人」を募集し、連れてきて、移住サポートをしながら共にまちを作っていく、共感接点を拡げていくそのリアル、プロセスを学ぶ
講師:簔口 恵美(ジソウラボ、ランサーズ株式会社、株式会社ガイアックス)
◆福岡:2020年12月23日(水)19:30~21:00
目標:事業運営・事業に協力してくれる当事者の事業に対する共感接点と共感ポイント、受講者からの当事者への共感接点構築
概要:全方位で応援・共感を集めるためのメソッド・因数分解の理解。なぜ福マルシェに農家出店者、ボランティアサポーター、参加者が集まるのか。「応援を集める!」 ー実績ゼロのマルシェに神社を貸してもらうまで ーTV局とコラボ!同じビジョンを見るまで ーブランドが自分たちの範囲を超えていくあり様を学ぶ
講師:境 美希(株式会社Tryfe 取締役)、山内 圭司 (鳥飼八幡宮 宮司)、櫻井 浩二(RKB毎日放送アナウンサー)
【最終回】
◆南砺:2020年12月21日(月)19:30~21:00
目標:学びの振り返り、受講者の活動フィールドへの落とし込み
概要:参加者との「共働」を増やすため、参加者に問いを投げかけ、共に議論するパート。テクノロジーが進化するこの時代、何をリアルで残し継承していくべきかを学ぶ。
講師:簔口 恵美(ジソウラボ、ランサーズ株式会社、株式会社ガイアックス)、山川 智嗣(ジソウラボ、株式会社コラレアルチザンジャパン代表取締役)
◆福岡:2020年12月28日(月)19:30~21:00
目標:学びの振り返り、出店者・サポーターの共感接点・共感ポイント、受講者の活動フィールドへの落とし込み
概要:挑戦・貢献しあえる環境と空気感づくりのメソッド理解、出店者・サポーターの想いを知る。「同志を集める!」 ー泣けるほど大好きな出店者と出会う日々 ー来場者からサポーターに変わった、家族の話 ー
講師:境 美希(株式会社Tryfe 取締役)、矢野 七海(株式会社Trtfe Webディレクター・広報)中村 舞子(中村農園、福マルシェ出店者)、中牟田 剛 (福マルシェサポーター)
【キックオフ: 会津・岡山 2コース共通】
日時:2021年1月18日(月)19:30~21:00
目標:本講座の基本概念「認知→理解→共感→共働→共創」の理解
講義:「地域で事業を興す際に大切なスタンス・考え方と、共感・共働・共創メソッド」
講師:渡邉 知 氏(株式会社ファイアープレイス 代表取締役)
【第1回】
◆会津:2021年1月20日(水)19:30~21:00
目標:事業の成り立ちやその背景、事業概要の理解、共通言語の理解
概要:會津価値創造フォーラムについて、会津地域の理解、フォーラムの理解、共通言語の理解。参加者との「共通言語」を増やすため、會津という地域の特色、文化 、人 、地域特性を理解するパート。會津価値創造フォーラムとは何か? ビジョン・ミッションについて学ぶ。
講師:澤 尚幸 (一般社団法人Community Future Design代表理事)、藤井 靖史(株式会社ピンポンプロダクションズ代表取締役、会津大学客員准教授)、矢部 佳宏(一般社団法人BOOT代表理事、西会津国際芸術村ディレクター)
◆岡山:2021年1月25日(月)19:30~21:00
目標:事業の成り立ちやその背景、事業概要の理解、立ち上げまでの中心人物の想いへの理解
概要:岡山への移住者とUターンした宮司で構成されるまちづくり会社「カタマラン株式会社」の成り立ち・取り組みについての理解。地域との共存関係にある「神社」の存在と、Uターンの理由、地元におけるまちづくりに対する思いの根底を紐解く。
講師:庄司 英生 (株式会社みたて代表取締役)、久山 信太郎 (岡山神社宮司、カタマラン株式会社 共同代表
【第2回】
◆会津:2021年1月27日(水)19:30~21:00
目標:事業運営の当事者の事業に対する共感接点と共感ポイント、受講者からの当事者への共感接点構築
概要:會津価値創造フォーラムの成り立ち、中心人物の最初の接点、組織で大切にしている考え方の理解。會津価値創造フォーラムの組織構造、千葉県全域より広域な「会津地域」で、点在するメンバーが、コロナ前より実践するオンラインでのコミュニケーション設計など、官民連携×広域連携の実態を学ぶ。
講師:澤 尚幸 (一般社団法人Community Future Design代表理事)、藤井 靖史(株式会社ピンポンプロダクションズ代表取締役、会津大学客員准教授)、矢部 佳宏(一般社団法人BOOT代表理事、西会津国際芸術村ディレクター)、佐藤 淳一(福島県磐梯町長)、矢野 睦(會津価値創造フォーラム事務局)
◆岡山:2021年2月1日(月)19:30~21:00
目標:学びの振り返り、事業運営の当事者の事業に対する共感接点と共感ポイント、受講者からの当事者への共感接点構築
概要:第1回の振り返り、岡山に移住したもうひとりの主人公による、まちの未来への考え方と公共空間の利活用の実現プロセスを実事例から紐解く。「こうなったらいいな」を起点とした、仲間の巻き込み・巻き込まれのリアルを学ぶ。
講師:庄司 英生(株式会社みたて代表取締役)、久山 信太郎 (岡山神社宮司、カタマラン株式会社 共同代表)、打谷 直樹さん(株式会社HITPLUS 代表、カタマラン株式会社 共同代表)
【最終回】
◆会津:2021年2月3日(水)19:30~21:00
目標:官民共創の理解、今後の展望、学びの振り返り、受講者の活動フィールドへの落とし込み
概要:會津価値創造フォーラムの今後の展望共有。参加者との「共働」を増やすため、参加者に問いを投げかけ、共働テーマを伝え、講師と共に議論を実践。登壇者が描く未来、新しい生態系の創造について学ぶ。
講師:澤 尚幸 (一般社団法人Community Future Design代表理事)、藤井 靖史(株式会社ピンポンプロダクションズ代表取締役、会津大学客員准教授)、矢部 佳宏(一般社団法人BOOT代表理事、西会津国際芸術村ディレクター)佐藤 淳一(福島県磐梯町長)、矢野 睦(會津価値創造フォーラム事務局)、守岡 文浩(福島県会津地方振興局)
◆岡山:2021年2月8日(月)19:30~21:00
目標:学びの振り返り、事業の展望理解、受講者の活動フィールドへの落とし込み
概要:カタマラン株式会社の今後の展望の共有後、参加者との「共働」を増やすため、参加者が「公共空間の利活用、アイデア交換」に関するテーマを持ち寄ってもらい、講師とともに議論を実践。
講師:庄司 英生(株式会社みたて代表取締役)、久山 信太郎 (岡山神社宮司、カタマラン株式会社 共同代表)、打谷 直樹さん(株式会社HITPLUS 代表、カタマラン株式会社 共同代表)
※地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者・事務局間での意見交換がなされています。
〇【開催レポート】地方創生カレッジ 構想実践オンラインin南砺 最終ワークショップ 『新たな価値を創造するまち-CRAFT UNIVERSITY構想-』
〇【開催レポート】地方創生カレッジ 構想実践オンラインin福岡 最終ワークショップ
ワークショップ等の成果
ワークショップ等の成果は、下の図表のように整理されました。pdfファイルもダウンロードいただけます。
(「地方創生カレッジ in 南砺・福岡・会津・岡山」ワークショップ等の成果のポイント) (641KB; PDFファイル)
参加者の声から
- 実践者の方の臨場感ある生の声を聴くことができ、勉強になりました。一見、万事うまくいっているように見える裏には、実践されている方々の地道な努力がある(でも、それを楽しんでいる!)ことがわかり、自分でも取り組んでみようという気になりました。
- 興味本位で参加したけれど、今の仕事や生活の中でも活かせそうな内容があり為になった。久しぶりにこのような熱い思いを持った方々の話を聞き、素敵だなと思った。普段触れることのできない世界、価値観、考え方を知ることができ前向きな気持ちになれた。
- 人集めや共感について、小手先の技などではなく、一人ひとりへの会話と愛情が大切という事を改めて気付かせて頂けました。ただ言葉では簡単ですが、とてつもないパワーと丁寧さが必要だと思いますので、自分の活動を改めて見直すいい機会になりました。
- 距離感の近い講座で共感しやすかった。セクションごとで進行役の方がまとめノートを見せながら復習してくれたのも、より頭に入ってきてよかった。
- 身近な方々のバックグラウンドストーリーを聞くことが出来て楽しかったです。こういう取り組みに関して国もきちんとフォローしていこうと考えていることを知って驚きました。また無料で拝見できるコンテンツなどもあり、時間がある時に色々と視聴しながら、個人的にも色々と研鑽を積んでいければなと思いました。
お問い合わせ先
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公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp
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