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官民連携講座レポート
「地方創生カレッジ SDGsフィールドミュージアム奈良」
「地方創生カレッジ SDGsフィールドミュージアム奈良 スタートアップ会議~歴史文化DXによる観光と地域産業の活性化~」が、2023年2月から3月にかけて開催されました。
目次
■開催主旨
■事前学習講座
■開催内容
①メタ観光ワークショップ Googleマイマップでグルメマップを創ろう
~奈良の食とまちの魅力に「気づく」「楽しむ」「広める」~
②-1「SDGsフィールドミュージアム奈良」スタートアップ会議
~歴史文化DXによる観光と地域産業の活性化~
②-2「メタ観光ワークショップ」Googleマイマップで「歴史エンジョイマップ」を創ろう
~「気づく」「楽しむ」「広める」~
開催概要
主催 | 公益財団法人 日本生産性本部 |
事務局 | 公益社団法人 ソーシャル・サイエンス・ラボ |
開催主旨
全国19の世界文化遺産のうち3つを擁する奈良は、有形の歴史文化資源(歴史的建造物、仏教美術、貴重な文化財)のみならず、人々の営みから生まれた無形の歴史文化資源が今もそこかしこに息づき、過去・現在・未来がつながる「SDGsのフィールドミュージアム」といっても過言ではありません。
本シンポジウムは、「はじまりの奈良」の持つ歴史文化資源に新たな光をあて、途絶えることなく未来につないでいくため、大学や研究機関の連携によるコンテンツの融合・観光DXへの取り組み・地域の人材育成による「持続可能な歴史観光都市・奈良」の「新たなはじまり」となることを目指して開催しました。
また、奈良の観光DX推進の実践ツールとして、「Googleマイマップ」作成のワークショップ(メタ観光推進機構企画・運営/計3回)を地域の幅広い層の参加により実施しました。
画像をクリックすると、チラシをダウンロードできます。(4345KB; PDFファイル)
事前学習講座
開催内容
「地方創生カレッジ SDGsフィールドミュージアム奈良 スタートアップ会議
~歴史文化DXによる観光と地域産業の活性化~」
①「メタ観光ワークショップ」
Googleマイマップで「ならグルメマップ」を創ろう
~奈良の食とまちの魅力に「気づく」「楽しむ」「広める」~
■開催日程
2023年2月18日(土)14:00~16:10
■開催場所
BONCHI 3階会議室/オンライン
■参加者
会場参加者20名
オンライン参加者5名
■講師
真鍋陸太郎 氏
・所属:一般社団法人メタ観光推進機構
・プロフィール:
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
大学総合研究センター准教授
専門は都市計画、まちづくりと情報、住民参加実践、まちづくりDX。
菊地映輝 氏
・所属:一般社団法人メタ観光推進機構
・プロフィール:
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院研究員などを経て、2019より現職
■講義
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
■ワークショップ
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
(2)-1SDGsフィールドミュージアム奈良スタートアップ会議
~歴史文化DXによる観光と地域産業の活性化~
パネルディスカッション/観光DXセミナー
■開催日程
2023年3月8日(水) 13時00分~16時00分
■開催場所
奈良公園バスターミナル レクチャーホール
■参加者
■(1)パネルディスカッション(13:00~14:30)
「まちごと世界遺産・奈良の持続可能な観光まちづくりを地域の大学・研究機関と共に考える」
・パネリスト1 藤田盟児 氏 (奈良国立大学機構 奈良女子大学工学部長)
・パネリスト2 本中 眞 氏 (国立文化財機構 奈良文化財研究所長)
・パネリスト3 宮下 俊也 氏 (奈良国立大学機構大学統括理事 奈良教育大学長)
・コーディネータ―/川井徳子 (奈良新しい学び旅推進協議会 実行委員長)
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
【Session1】国立の研究機関、大学としてそれぞれの強みを生かした地域との関わり方
・日本の女子大で初めての工学部長として地域や社会との関わり・貢献をどう考えるか(藤田氏)
・文化財の宝庫・奈良における奈文研のこれまで・現在・これからも地域への発信(本中氏)
・「持続可能な開発のための教育」(ESD)によってSDGs達成を導ける教員の養成(宮下氏)
【Session2】研究者を目指したきっかけ=次世代の目指すロールモデルとなるために
・ローマの建築から2000年の歴史を体感、建築史における奈良の世界的価値に気づいた
・造園学者としての平城宮東院庭園(発掘庭園遺構)との出会いから研究者の道へ
・音楽教育研究者として美しいものを感じ取る感性を磨く教育(ESD)が重要と気づいた
【Session3】研究から見えてくる奈良というフィールドの価値・魅力
・「奈良はローマだ」奈良の建築の世界的な価値・魅力を体感することが旅の目的になる
・奈文研のおもしろ研究とおもしろ研究員の紹介。平城宮跡公園での多彩な体験と出会い
・現地に足を運び、本物と出会うことの意義 感じ取る感性を育てる教育がESD
■(2) 観光DXセミナー(14:40~15:30)
「新たな観光現象はスマホの中にある」
~観光客の立場に立って観光をとらえなおす“メタ観光”とは!?~
・講師 牧野友衛 氏 (メタ観光推進機構 代表理事)
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
【メタ観光とは】
○観光とは「情報の消費」 ○見えているものと見ているもの ○1つの場所に多様な価値が存在する ○観光は旅行者が決める時代に:観光の多様化 ○メタ観光推進機構について ○メタ観光の定義 ○メタ観光開発が実現するもの ○従来の文化観光資源の高付加価値化 ○価値の可視化による観光資源の増加 ○観光DX ○ダイバシティ―
【メタ観光の実践】
○愛媛松山での事例
②-2 メタ観光ワークショップ
Googleマイマップで「歴史エンジョイマップ」を創ろう
~「気づく」「楽しむ」「広める」~
■開催日程
2023年3月8日(水)16:00~18:00
■開催場所
奈良公園バスターミナル 情報広場
■参加者
会場参加者21名
■講師
真鍋陸太郎 氏
・所属: 同上
・プロフィール: 同上
菊地映輝 氏
・所属: 同上
・プロフィール: 同上
■講義
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
■ワークショップ
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
③ Googleマイマップ合同発表会
■開催日程
2023年3月12日(日)14:30~17:00
■開催場所
奈良春日野国際フォーラム甍 会議室2/オンライン
■参加者
会場参加者19名
オンライン参加者6名
■講師
真鍋陸太郎 氏
・所属: 同上
・プロフィール: 同上
菊地映輝 氏
・所属: 同上
・プロフィール: 同上
■講義
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
『メタ観光とメタタグ』
・メタ観光とは
・メタ観光が実現するもの/目指すもの
・メタタグとは
『シン・奈良メタ観光マップの紹介・意見交換』
・シン・奈良メタ観光マップとは?
・シン・奈良メタ観光マップの紹介
■フィールドワーク/共有
※写真をクリック頂くと、別ページで動画をご覧いただけます。
実施成果・参加者の声など
参加者の投稿・ディスカッション
地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板へ、参加者から投稿がなされています。
「イベントのご案内:「SDGsフィールドミュージアム奈良」スタートアップ会議 ~歴史文化DXによる観光と地域産業の活性化~」
実施成果
ワークショップ等の成果は、下の図表のように整理されました。pdfファイルもダウンロードいただけます。
(「地方創生カレッジ「SDGs フィールドミュージアム 奈良 スタートアップ 会議 」まとめと成果) (1168KB; PDFファイル)
参加者の声から
【2023年2月18日(土)メタ観光ワークショップ】
・道頓堀でやってみたい、と思いました。
・マイマップを作ってウェブに埋め込みできるのは良いと思いました。
・観光以外にも、友人同士のランチマップでも使えますね!
・学校の授業で、教材などをテーマに応じて示したり、子どもたちが地域学習する際に作成してもらうことができそうだと思いました。
・奈良市の観光がかわるとよいなぁ。
・商店街マップなどへの活用。
・自分独自の視点で位置情報を発信するトレーニングを積んでいきたい。
・とりあえず自分用にマップを作ることから始めます。
・個人で手軽にマップが作れる手法を学べた。今後は、グーグルマップに限らず、自身の目的に合わせてマップを使い分けできるようになりたい。
【2023年3月8日(水)メタ観光ワークショップ】
・最後にも触れられていたが、授業にも取り入れることが出来るのではないかと思った。
・実際に自分のフィールドで使える。
・メタ観光を産官学で連携してなにか出来ないだろうか。
・ありきたりな観光スポットだけではなくて今回見つけた観光資源を子どもたちにも紹介できると思う。
・教員志望なので、総合的な学習の時間でグーグルマイマップを使い地域振興を行いたいと思いました。
・Googleマイアップの活用で、近隣のおすすめ飲食店など、お客様にご案内できるように使います。
・Google mapを活用して街の魅力を発掘。
・「自分にとってまだ見いだせていない価値のない場所でも、他の人にとっては価値のあるもの」という言葉が印象的だった!知らなかったたくさんの魅力があって奈良もっと好きになれる!
・個人的な話になりますが、奈良観光の時の参考になるような発展を期待したいです!
・感動を蓄積していくことの大切さを学びました。
・一つのスポットにいくつもの魅力があらことを知り、これから個人的に旅行に行く時にも色々調べてから行ってみようと思いました。
・仕事が情報発信なので、上手に取り込んでいきたい(既にやっているジャンルもありますが)と思いました。
・私は業務改善コンサルタント、エンジニアとして活動しており、「良くする事」につながるモノやコトを積極的に取り入れ、地方創生の一翼を担いたいという目標があります。そのひとつの大切なツールとして認識しています。
・メタ観光の発信を地域課題の解決に向けた子どもの解決に活用していきたいです。
【2023年3月12日(日)Googleマイマップ合同発表会】
・同じ場所であっても人によって見方が異なる点がおもしろいなと思った。
・メタ観光マップをつくるときと同様、いろいろな見方があることがわかった。
・人に伝えるときに何があれば面白いか、どうすれば興味を持ってもらえるのかを考えることができた。
・自分のルートとはちがうグループの方の発表で、鹿がたくさんいる奈良だからこそ見られる、トイレのドアの工夫が特に印象に残りました。植物や季節ならではのものをメタ観光資源として捉えることができました。
・新たな視点から観光を推進することで、他の課題の解決にも結びつけることができました。
・何気ない風景にも価値があると学んだ。そんな価値に溢れた観光マップはガイドブックとは一味違うため、面白いだろうなと思った。
・自分の視点での奈良の見え方を発表できて、他の方たちの見え方も知れてよかったです!
・奈良における知識が増えたり、既存の知識が深まったことが良かった。
・長年住んでいたまちに新鮮味ができた。もっといろんな方に地元を知ってほしいと思いました。
点を持った人と観光について考えることがより観光の価値が広がると知りま
した。
・歴史・自然以外にも、Instagram的な映えだったり、発見なども情報になるのだと気付きました。
・自分1人だと絶対気づかないこと、見向きもしないことが、いろんな人と歩くことで、見た事ある風景も違って見えることが分かりました。
お問い合わせ先
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公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp
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