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講座紹介

035:地域金融【資金調達からリスク管理まで】

地域の様々なニーズを満たすように資金の循環がうまく行われなければ、地域経済や社会の健全な発展はない。地域金融と地域活動は車の両輪であり、地域金融の状況は地域活動を映すバロメーターであり、人間にとっての血液に当たる。

まちづくり・新産業創出・福祉・環境・防災などの地域課題のための事業は通常のビジネスに比べて相対的に収益性が低く、資金調達は容易でなく、地域ならではのリスクも存在する。一方、金融技術の進歩は目覚ましく、融資手法やリスク管理手段の革新、拡張が相次いでなされ、証券化やデリバティブの利用も特殊な出来事でなくなっている。また、インターネットの普及に伴い、クラウドファンディングをはじめ一般個人が地域事業に気軽に参加できる道が定着しつつある。

地方は人口減少等の厳しい状況下にあるが、明るい兆しも出てきた。生産法人が急成長し農業ビジネスの離陸が始まり、日本の文化伝統が世界の人々に認識され地方にも観光客が増えている。近年の高齢者層は元気で社会貢献にも強い意欲を持っている。これらを繋ぎ、地域全体に広めるには、その間を取り持つ「お足」が何より重要なのである。

紹介動画

目次

第1週(ユニット1):地域経営と金融 (動画:5本、合計:74分)
第2週(ユニット2):資金調達 (動画:4本、合計:41分)
第3週(ユニット3):投資ファンド (動画:3本、合計:46分)
第4週(ユニット4):リスク管理 (動画:3本、合計:32分)
第5週(ユニット5):地域金融の今後 (動画:3本、合計:39分)

講師

甲斐 良隆(関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授)


講座制作者


関西学院大学

事例登場地域



制作年度

2016年度制作